メキシカンダンディパパの思考録

旅とフットボールとラーメンの人

常識を知ってて無視する難しさ

こんにちは、メキシカンダンディパパの新田空馬です。この4月で社会人10年目を迎えました。

 

メキシコのアグアスカリエンテスに住んでいるのですが、標高1800mの為、ポテチはパンパンになります。

 

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炭酸水を買って車に数時間置いていたら、破裂しそうになります。

 

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普通に生活しているだけなのですが、まぁ、そんなところです。

 

さて、2022年の抱負を今年1月にブログに書いて以降、少しご無沙汰しておりました。4月を迎え、日本ではどこの会社でも昇進昇格人事があり、新しい立場やポジションでの仕事にワクワク、前向きに働かれている方も多いかと。いいことですね。

 

そこで、自分自身が社会人として年数を重ね、経験が豊富になってくるにつれて、だんだんと難しくなってきているなと思うことを、今回は少し書いてみようかと思います。

 

「常識を知ってて無視する難しさ」について。

 

簡単に言うと、昔は知らなかったから無茶できたけど、色々知ってる状態になってきての無茶は、なかなかに難しいということ。

 

また、昇進昇格をしてポジションが上がっていくと、「そういうポジションの人のする判断・行動」という見られ方になってくる。

 

社会人経験年数が長くなっていくということ、それは、色んな経験を積むことで、自分の属する社会や業界の常識が蓄積されていくということ。

 

今回話したい文脈で言うと「蓄積されていく」というポジティブな意味ではなく、「蓄積されていってしまう」という少しネガティブな表現の方がハマる。僕はこの「常識や当たり前の蓄積」を、そこまでプラスなものとして捉えていないので。

 

ビジネスを円滑に進める為に、第一印象で好印象を持ってもらう為に、受注を勝ち取る為に、常識的で真面目な人だと思うってもらう為に、まぁそこそこ色んな場面で、最低限の常識が必要になってくることは確かに多いし、間違いないと思う。もうこればかしは致し方ない。

 

ただ、個人的にはその常識は最低限でいいんじゃないかと常に思っている。常に、部分的にラフな要素や、適当な余地を残しておきたいと。常識が纏わり付き過ぎると、身体が重くなり、頭が重くなる。常識を知りすぎたが故に神経をすり減らしてしまう人もいる。

 

現に、今マネージャー(課長)職以上になると、これまでの社会人経験の蓄積の中で、常識という名のチリが積もり、自分では気づかぬ潜在意識としてそこそこ重い重り(常識武装)になっていることも多いと思うので、注意が必要だと思っている。

 

「常識を無視しろ」、そんな単純な話ではないが、時にはあえて常識を無視することも大事だということを、僕は常に頭の片隅に置いている。

 

常識は、知らなきゃGOできるからいいんだけども、知ってるからこそ無視してGOするのが難しい。知ってるからこそ辛い。

 

常に常識的でいることからは、破壊的イノベーションは生まれにくい。他人の常識が自分にも当てはまるとは限らない。

 

普通であること、常識的であることが悪いわけではないものの、日本は特に「同質化」「均一化」の傾向が強いので、底のレベルはとても高いが、逆に突拍子もない尖ったナニカも生まれづらい。

 

本来そういう常識的であり続ける自分を望んでいないはずなのに、何かに取り憑かれ、何かを我慢することで今がある人、くれぐれも精神的な健康には気をつけて。

 

本当は何かしら自分の色を出したいはずなのに、これまで常に怒られないように生きてきた人。危機察知能力が高く、こうしたらあぁなるがわかってしまって地雷を常に踏まない判断をし続けてる人。

 

それがいいならそれでいい。

それが嫌なのにそうなってるなら少しだけ不健康。

 

業界の常識、社会の常識、そんなの知らねーと思って、無視しちゃうのもひとつ。何か起こるかも。何かが外れて楽になるかもしれない。

 

いや、ガッツリ怒られるかもしれない、笑

 

ただ、「常識」と混同されがちだけど、「マナー」は別だと思っていて、そっちは押さえておいたほうがいいかなとは思う。

 

・電車は降りる人が先って知ってたら、それを無視してドアが開いた瞬間にど真ん中から乗ろうとしないよね?

 

・行列が出来てたら基本は最後尾に並ぶので、いきなり前の方に割り込みとかしないよね?

 

・初めてお会いする人に「お前」って言わないよね?

 

ここらへんは、常識ではなく、マナー。

 

マナーは最低限押さえながらも、経験から来る「業界の常識や定石」や「こうなったらあぁすべき」論などは、プラスにも働くがマイナスにも働く可能性が常にあるので、今も注意してるし、これからも注意が必要。

 

無知は強くもある。時には、無知なフリしてGOしよう。「常識を知ってて無視してみる」という行為自体が、「自分の頭と身体を意図的に逆に動かす」行為であり、トレーニング。

 

過去の成功体験にしがみついて自分が変われないと負ける。トップが変われない、変わらないチームは負ける。確実に経験を積み重ねている、だからこそそんな自分に危機感を持ち続ける。

 

そんなことを、特に終盤は誰かに伝えるかのように書いてみたわけだけれども、自分が普通でありたくない、常識的な人間でありたくない、それが嫌だというだけだな。

 

結局それ以上でもそれ以下でもない。

あまのじゃくかよ。

 

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