メキシカンダンディパパの思考録

旅とフットボールとラーメンの人

状況や環境が良くなったときは注意

こんにちは、バンコクフットボールラーメンマンという称号を最近手に入れ、人に自分のことをそう呼ばせようと企てている空馬(くーま)です。そういうのはだいたい失敗することを知っています。自分でもまだフラついているので、徹底できずにまた呼び名変えます。つまり失敗します。

 

さてさて、今日は「環境が良くなったときは注意」というお話です。

 

フッと降りてくるときは、タタタタタタと文章が書けるんですよ。フッと何が降りてきているのかもわからないし、いま携帯で打ってるので全くもってタタタタタタという音もしていないんですが。擬音を使うことでスッと入りやすい文章になると勝手に思い込んでいます。

 

早速本題に入っていきますが、バンコクに住んで1ヶ月、マズいなーと思ってることがあるんですよ。聞いてください。

 

それが、やっぱりタイのビール、いや、アジアのビールはちょっと味が薄いかもしれないということ。

 

タイには、ゾウのマークのチャーン、トラのマークのシンハー、トラのマークのレオ、の定番の3つのビールがあります。

 

これがChang、チャーン。

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これがSingha、シンハー

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これがLeo、レオ。

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日本で言う、アサヒ、キリン、サッポロみたいなもんですね。

 

ん、ちょっと待った。ちょっとだけ。

シンハーのマークってトラちゃうか?いまトラ2匹出てきた。

なんですのコレ?

 

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トラ?ライオン?王様?なんじゃ?ようわからんな。

レオはタイガー、シンハーはトラ!これでいいかな?

 

まあいいや。そう、そんな3つの定番ビールがあり、まぁどれが好きかみたいな話で言うとシンハー>チャーン>レオみたいな感じなわけですよ。

 

一応ビールの味分かりますよ的な姑息なアピールも兼ねて順位を付けてみたものの、大した有意差などないわけです。別に全部美味しいなと思って飲んでますし、実際に飲み比べなんてされようもんならドヤ顔で外しますよ。ハハハ、毎日飲んでるからわからないわけないだろ?と。

 

それがね、大変なことに、最近飲んでると、ちょっとやはり薄いかもなと。やっぱり日本のビールのほうがしっかりしてるかもなと。そう微かに思ってしまっている自分がいる。これがとても怖いこと。

 

いやいやいやい、だめだめだめだめ、認めたくない、いや、そう感じたくないわけです。これを認めた瞬間に、自分が自分ではなくなる。なんでかそこまでの危機感を持っている。

 

贅沢になりたくないといったら語弊があるのかなー。でも、そういう類のやつ。贅沢になればなるほど、何か歯車が崩れる可能性があるという危機感を常にもっているので、車だけは大好きでガイシャ乗りてーなんて調子乗って思ってますけど、でも基本的には自分そこは抑制しないとだめだなと思ってるんです。

※ちなみに欲しい車はJEEPのラングラー(黒)か、RANGE ROVERのイヴォーク(黒)か、TOYOTAのFJクルーザー(黄色かベージュ)。

 

もともと、大学生の頃、毎日金麦を飲んでました。そう、いわゆる発泡酒発泡酒すごく美味しいと感じていて、一生これで満足できるなんてどんだけイイ舌をしてるんだと自分でも思ってました。

 

ただ、社会人になってからというもの、なぜか発泡酒は薄くて、第三のビールだと言われる意味がわかるようになってしまい、受け付けなくなってしまい、ビールでないとダメな口?身体?になってしまったんです。

 

僕は、これを自覚したタイミングでも大きな危機感を覚えたことを覚えています。厄介でクドい日本語ですが、危機感を覚えたことを覚えています。合ってるのかな。危機感を覚えたことは忘れました、なんつって。どっちやねん的な。

 

で、そこから数年が経ってイマですよ。もともとシンハーとかチャーンとかを全然美味しい、いや、そもそも全然という言葉は後に否定語が来なければならないので、全然美味しいという表現自体がおかしいのだけれども、でもでもそれでも良いから使いたい、そういうレベル感で全然美味しいと思ってたんですよ。

 

それが、この有り様。

良くない。

やばいです。

 

この、俺はアレじゃないとダメ、コレしか受け付けないから、とか、そんな雰囲気を醸し出しそうで、怖い。ホテルに関してもそう。今はまだまだやっすいホテルとか、ゲストハウスとかでいいんですが、これが経験を積んでなのか、歳を取ってなのか、このレべルじゃ泊まれないとかってなってきたらヤヴァイ。

 

ラーメンに関しては既に終わっていて、「大盛りとかダメで、普通盛りではないと最高のバランスを受け取れない」とか言っているもんだからうるさい。

 

3年前にガンで亡くなった親父は、なかなか歩くことも厳しくなってきてから、ずっと「布団」で介護されていた。介護する方の姿勢も大変だし、される方の親父だってイチイチ身体を起こさなければいけないことが多々。その状況で、かなり痛そう辛そうな中頑張っていたが、結果的には最期に近いタイミングで介護用「ベッド」に変わったんだ。

 

それはもう楽で楽で。僕が介護をしていたわけではないから、偉そうなことは言えないのだけど。介護する方も椅子に座りながらできることも増えるし、ボタン一つで自動でベッドが傾いてくれるので、親父も痛いのを我慢して身体を自力で起こす必要もなくなり、スゴいなーコレは、と。今でこそそのような介護ベッドは当たり前ではあるが、実際にベッドに横になっている親父も便利だ便利だと言っていた。

 

ただ、一つ言っていたのが、

「このベッドはとっても快適だな。ただ、こういうふうに、条件、状況が良くなったときは、本当に気を付けなければいけない。」と。

 

そして、そんな言葉を残したその一週間後に帰らぬ人となってしまった。最期が近づいていたのは間違いなかったけれど、そこからがあまりに早くて、言っていたこと、本当にその通りだったなと。。。 

 

その言葉だけは忘れないし、今までの親父の生き方を示しているなと思った。贅沢はしない、特別な欲もない、意図してか意図せずがわからないが、常に自分を困難なポジショニングに置いていた。困難で厳しい状況に身を置くことで、常に生命力を研ぎ澄ましていた感じ。

 

ちなみにそれによって母親も否応なく困難なポジショニングを取らされていた(笑)

これは大変だ(笑)

 

とにかく、環境が良くなったり、条件が良くなったときは、自分の感覚が変わったり、麻痺したり、勘違いしたりするタイミングだから、かなり気をつけなければいけない。少なくとも俺はそう思っている。最新のことを取り入れながらも、それによって失われるものが必ずあると、そう思っている。

 

発泡酒で満足する身体に戻りたいけど戻れない、どうしよう。まだまだ他にもそういったこと、気付いていないだけでたくさんあるのかな。でも、同時に逆の世界、何においても世界最高のサービスとか世界最高のレベルとかを知らないと、大きくはばたくBIGな人間にはなれないよなとかも思っている節もあって、最後の最後に意見をぶらしてくる俺。自分はどっちにいけばいいのかわからずふらふら。

  

何が言いたいのかは不明ですが、要するに(この文章を要しているかは別として)、

 

知らず知らずのうちに自分は数年前と比べたら幸せな環境に身を置けるようになっているかもしれないけど、それは本当にお前の実力か?環境とか会社とか周りのおかげじゃないか?図に乗るなよ、お前は昔持っていたあのハングリーな気持ちを大事にしろよ?勘違いしてんじゃねーぞアホンダラッ!と自分に語りかけたいということと、

 

逆に環境が変わることで以前までの当たり前だと思っていたちょっと幸せな環境と比べて、日本ならこうだ、とか、前はこうだった、とか、そう思ったりしまってるんじゃねーよバカ野郎ッ!お前が生きてきた環境が当たり前と思ってしまっている時点で視野が狭すぎるからはよ目を見開けッ!!的なことを自分に言いたいということと、

 

置かれた場所で咲ける花になれ、いや、置かれるとかそんな受動的な言葉を使わずに好きなところで咲け!とはいっても好きなところに行こうとしても勝手に持っていかれて環境が変わる可能性もあるから、そのときは柔軟にそこでクソでかいひまわり咲かそうぜ!!

 

っていう三点ですね。別に何かあったわけじゃないけど書いてたらこんな流れになった。不思議。常に、少し不便で、少し居心地の悪い、そんなところにいたいです。

 

それにしても、今日飲んだアサヒは最高に美味かった。

あ、途中で有意差って言葉を途中で使ったのは、頭を良く見せる為です。

 

チョンゲオ(乾杯)

 

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