どーも、バンコクを全面に押し出してバンコクブランディング戦略を取っていたけれども、半年経たずして帰国の新田空馬です(笑)
このあと、4月8日夜便で一旦日本に帰国します。
一旦とは言っても少し長めの一旦です。
別に、ホームシックになったとかそういうわけではないです(笑)
インスタ上げ過ぎて、お前仕事してんのか？ってなったわけでもないです(たぶん)
あまりにも使えないとなったわけでm・・・そうなんか？ｗ
まあ、要するにいわゆるスーパーコロナショックやつです。コロナの影響をもろに受け、今回帰国することとなりました。
期間としては、おそらく半年∼1年ほど、コロナの状況次第ですが、それくらいの期間になるかと思います。1年半ぶりに東京で仕事します。
今回の僕の帰国もそうですが、本当にコロナは世界的に見ても信じられないほどの影響を及ぼしていますね。
全世界的に、ここまで国や街が閉鎖されたり、外出禁止令が出たり、経済活動がストップしたのは、僕が物心を持ってからは初めてです。僕より歳上の方々でさえ、こんなレベルのことは初めてだという人はいっぱいいるんだろうと思います。
バンコクでも3月26日に非常事態宣言が出て、スーパー・コンビニ・薬局以外は全てストップ。レストランや飲食店はテイクアウトとデリバリーのみOKという状況。今までずっと活気のあった街に活気はない。さらにはその期間が当初よりも長引き、現状4月末まではこの状態が続きます。大型ショッピングモールや商業施設もやっていないので、見たことないような、人のいない異様な光景・雰囲気になっています。
バンコクには12月に来てから約4か月間、会社を立ち上げてからは約3か月間、逆張りではないですが「駐在員がしないであろう動きをしよう」と決め、ずっと足を使って泥臭く、飛び込みをする毎日で、必ずクイックのアジア展開の一歩目となるんだと気合いを入れて、文字通り走りまくってきました。
半年後には、もっとタイ人を採用して、スピード感もって拡大していこうと走り出した矢先、このコロナの影響により、一時的に拡大スピードを緩めざるをえない状況になってしまいました。
人員増員できる状況でもなく、逆に人員を削減したいという企業も多く、このコロナの影響で求人数は7割減とも言われていますし、タイに関しては、ここ1年はもともと景気が下火の状況だったことに加えてコレですから、どこの企業も今とても苦しく、正念場を迎えています。
レストランや飲食、人が集まるスポーツ施設、対面の活動を提供しているスポーツクラブやヨガクラブなど、メインの収入減がほぼ絶たれたような友人や知人もたくさんいます。もちろんサッカーで飯を食べているサッカー選手だってそうです。クラブにもよりますが、試合がないので収益は下がり、待遇はどんどん悪くなっていくことが予想されます。あの世界的クラブのバルセロナですら給料カットになりましたし、タイサッカー協会も、先日西野朗タイ代表監督と協会スタッフの給料削減を発表しました。
色んな業態・業種において、売り上げが落ちる会社がほとんどで、本当にいつまで続くのかと、先が見えなく、気持ちが落ちそうになりますよね。でも、タイにはそんなときでも元気に、ポジティブに、前向きに、周りと協力しながら頑張っている仲間や日本人はたくさんいます。気持ちだけではどうにもならないので、環境に負けじと知恵を絞って、新たなことにチャレンジしている仲間がたくさんいます。
日本でもそうですが、今までのビジネスモデルを見直して、新しいやり方や方法にチャレンジするチャンス、そう捉えるとプラスに見えてくる気もします。負けないという気持ちもそうですが、改めてどこにニーズがあるのか、なにが求められているのかを冷静に見極め、把握し、協力し、動いていくことが大事だと思っています。
ここ数日では、日本も昨日4月7日に非常事態宣言が出て、強制力はないものの、政府や国民の危機感が少し増し、閉まるお店も増え、外出自粛の雰囲気が強まっているとの情報を様々なところで見聞きしています。
ただ、とは言ってももう一度、改めて現実を整理する必要がありそうです。数か月ではありますが、このコロナタイミングで僕がたまたま住んでいたタイと比較すると…
昨日4月7日現在で、
感染者数は日本が約5000人、タイは約2200人。
一日あたりの新規感染者数は日本が約350人で、タイは約40人。
特に一日あたりの新規感染者数に関しては、数字を取る日によっても異なりますが、それでもここ最近は上記のように連日で日本のほうが圧倒的に多い日が続いています。タイは、日によって多少増えたり減ったりはありますが、徐々に減ってきていると感じます。
これは、おそらく危機感と徹底力、強制力の差だと思います。正直、ここ数週間、日本の外から日本を見てると、あまりに危機感がないと感じます。土日は花見でにぎわい、居酒屋にも人がたくさん、そしてまだまだ満員電車の東京。
タイにおいては、非常事態宣言を3月26日に出す少し前の3月18日からこのような街がロックダウンされたような状態がずっと続いています。これが政府によって強制的に行われるというのは、ビジネス含め大変なことも多いですが、功を奏していると感じます。ここまで徹底してやっているからこそ、国民の危機感も醸成され、徹底力が高まり、実際に感染者数も減ってきています。
オフィスビルに入るときには必ず検温されますし、電車に乗るときも改札で検温されます。スーパーに至っては検温はもちろんのこと、マスクをしていないと入店すら断られます。
コンドミニアムやオフィスのエレベーターも、同じ方向を向き合わないように、とてもアナログですが、床にこういったものが貼られています。
携帯解約や銀行などどうしても店舗に出向かなければいけない場合でも、どこに行ってもこのように隣り合わせに座らせないような工夫がしてあります。これもアナログですね。
法律とか、そういう細かい国のルールはわかりませんが、強制力を働かせることができないのであれば、危機感をみんながもっと持てるようにして、意識するしかない。意識しあえるように危機感を持った人間が発信していくしかない。自粛という意味合いをもっともっと強めていくしかない。それしかないがそれはできる。なので、こんなことを書いています。
僕も明日帰国したら、二週間は自宅隔離・自宅待機となります。最近調子がいいときは35.0℃を出すくらいの無症状の極みですが、それでもやはり海外からの帰国者から感染しているケースが多いと聞きますし、無症状なだけで自分が知らないところで人を殺すわけにもいかないので、しっかりと家で隔離されます。
妻の友香は、僕と接触しないために、帰国前日である本日4月8日夜に東京に移動し、東京で勤務を始めます。
そんな嫌い？(笑)
まあ、妻のくだりは冗談半分で書いてますが、それくらい、コロナに対して気を付けて、慎重にならないと、本当に日本死にます。そして、身近な大事な人、友人を失います。
志村けんさんのある記事で見ましたが、コロナに感染したら、闘病中も会えない、亡くなっても会えない、会えるのは遺骨になってから、らしいです。身近な人が感染して、そんな悲しく無残な最期を迎えたくないじゃないですか。
https://miraie-f.co.jp/contents/5027
なので、自分ができることは小さいことかもしれないけれどするし、今思っていることが一人でも多くの人に伝わったらいいなと思い、ちょうど帰国タイミングだったということもあり、書きました。
たまたま海外に住んでいたため、日本の様子を見て何やってんだろと少々ひいてしまう部分もありましたが、自分が実際日本に住んでいたら、危機感もあまりなく、同じように行動を取っているんだろうなという気もします。なので、誰が悪いとか、そういう問題ではなく、環境が人をそうさせてしまうということを改めて理解し、今まずいなと感じている人がいるならその人がその危険さを自分ができる範囲で伝えていけばいいと思いますし、自分がちょっと認識甘かったなと思ったと感じたのであれば今から行動を変えればいいだけだと思います。遅いということはないのでは。
まずは落ち着くまで、終息するまで、少し我慢しましょう。僕はみんなと遊ぶことが好きですし、人に会うのが好きなほうです。
でも、僕も我慢します。
少しでも早くコロナが落ち着きますように、みんなで乗り越えましょう。
チームイープン。
最後に、タイで出会った皆さん、短い期間でしたが、楽しく最高な時間をありがとうございました。パワーアップしてまた戻ってくるから！待ってて！
このシュートはさすがに入ってそう。
5月から、東京のみんなまたよろしくです。
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